- 挨拶文例集

3.精進落としでの挨拶

精進落としでの挨拶

精進落としとは、もともと忌明けに精進料理からふつうの食事に戻すこと、精進明け、精進上げともいう。
しかし現代においては、火葬場から戻った後に行う初七日法要の後に、僧侶や世話役、親族をはじめ、お世話になった方々の労をねぎらう意味で精進落としの宴席を設けるようになった

挨拶の流れ

精進落としの席では、皆さまが席についたところで、喪主・遺族から挨拶をする

  1. 式でお世話になったことへのお礼を伝える
  2. おかげさまで滞りなく式を無事終えたことへの感謝の気持ちを伝える
  3. 式の際に感じたことや骨迎えまでの心境、今後のことなど添えてもよい
  4. 精進落としの席を設けたので、ごゆっくりお召し上がりいただきたい旨を伝る
  5. 献杯の前に僧侶の法話がある場合はその旨を伝える

精進落としの挨拶例1

このたびは、亡き○○の葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございました。
皆様のお力添えにより、無事葬儀を終えることができました。
ささやかではございますが、精進落としのお膳を用意いたしましたので、故人を偲びながら召し上がっていただければ幸いです。
本日はありがとうございました

精進落としの挨拶例2(住職挨拶あり)

昨夜、本日と亡き○○の葬儀に際しまして、ひとかたならぬご尽力を賜りまして、誠にありがとうございました。
ここに心ばかりですが、お食事を用意させていただきました。お召し上がりになりながら、お疲れを癒していただければ幸いでございます。
なお、ご会食を始めます前に、ご住職さまにお話をいただきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします

献杯の挨拶例

「ただ今紹介にあずかりました。○○の甥にあたる○○と申します。
本日は皆様大変お疲れさまでございました。
また、遺族親族に代わりまして厚く御礼申し上げます。
献杯の前に、故人との思い出を少し話しさせていただきたいと思います。
故人は私が幼い頃、いつも遊んでもらい、毎回会うのが楽しみなとてもやさしい叔父さんでした。
(故人のエピソードをいれる)
今後とも遺族親族に対しまして、ご指導ご鞭撻賜りますれば幸いでございます。
それでは、僭越ではございますがこれより献杯をさせていただきます。
故人を偲び、ご一緒にご唱和ください。献杯