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葬儀の流れ - 遺族篇

2.通夜・葬儀の準備

事前の準備

事前の準備

予算を決め、葬儀社に見積書の作成を依頼

  • 葬儀一式の費用
    故人の移送・祭壇の設営・棺・骨壷・焼香道具・受付設備・霊柩車・マイクロバス・火葬費用など。
  • 各施設(葬儀式場や寺院)の使用料や司式者へのお布施やお礼、献金など。
  • 会葬お礼(香典のお返しとして贈る物品費)。
  • 通夜や精進落としなど会葬者へ振る舞う飲食の費用(料理代や飲み物代)。
  • 親族の飲食費用
  • 予算を決め、計画的で無理のない葬儀を行う。

世話役(受付)等の依頼

遺族に代わって葬儀を仕切る世話役が必要な場合には普段から交流のある信頼できる人にお願いをする。

遺影写真を選ぶ

  • 白黒写真でも良いが、現在ではカラー写真が一般的。
  • 暗い表情や硬い表情の写真は避け、故人らしさが伝わる、できるだけ大きく撮影された顔のよく判かる写真を選ぶ。(絹目の写真は画像が粗くなるためお勧めできません)

お布施の用意(仏式の場合)

  • お布施は白封筒か不祝儀袋に入れる。
  • 金額は決まっていない場合もあるので、僧侶などの司式者(葬儀社より司式者の紹介を受けた場合は葬儀社)に相談するとよい。
  • お車代、お膳代は各¥5,000〜¥10,000程度が一般的。

納棺

納棺

納棺

  • 枕経のあと、故人を棺に納める。
  • 愛用品などを副葬品として棺に入れる。
  • 棺は様々なデザイン、材質から選ぶことができる。
  • 棺には遺体が腐敗しないように葬儀社がドライアイスを入れる。

「死装束」とは?

故人に襟を左前で着せる衣装、死装束は、『あの世』への旅姿といわれており、葬儀社が用意をする事が多い。
経帷子(仏式)・御浄衣(神式)を左前に掛ける。
故人が好んで着ていた衣服を着せ、愛用の小物を持たせたりもする。

故人に添える副葬品

故人の愛用品など、棺に入れられる副葬品は可燃物のみ。
大きなぬいぐるみや厚い書籍、水分の多い果物などは入れないほうがよい。
メガネなどの不燃物で、どうしても添えたい愛用品は火葬後に骨壷へ納める。

神式での納棺

仏式とほぼ同じ手順で行い、「納棺の儀」という。
近親者の手で故人を棺に納め、出棺をするまで故人の好物などを供えて拝礼を行う。

キリスト教での納棺

カトリックでは、神父が納棺の言葉を捧げ、近親者の手で故人を棺に納める。
ロザリオを握らせ、蓋をし、十字架つきの布をかける。
プロテスタントでは、牧師の祈りの後に近親者が故人を棺に納める。
棺に布を掛けて祭壇に安置。賛美歌を斉唱し、再び牧師が祈る。


服装や持ち物に注意を払う

服装や持ち物に注意を払う

なるべく地味に

モノトーンを基本とし、光る素材・透ける布や華美な宝飾品は避けるなど流行を追わない服装とする。

子供は制服が基本

子供は制服がある場合には制服着用が基本。男の子は黒・グレーなどのズボン。
女の子はモノトーンのワンピースやスカートにシャツとする。

数珠は必ず必要?

仏式での葬儀であれば、数珠を持参したほうがよい。葬儀参列の際に使用していない時は左手で持ち、焼香する時は右手で焼香、左手で数珠を持つ。
合掌をする時は両手を合わせて親指と人差し指の間に持ち直す。
(宗派により使い方が異なる)。

社葬式の場合

喪主(男性)
和服の場合、正式喪服は、黒羽二重の染抜き五つ紋付きに羽織袴
洋装の場合は、黒のモーニングに黒のネクタイ。
喪主(女性)
和装の場合、羽二重に染抜き五つ紋をつけた黒の無地(地域により異る)
洋装の場合は、黒無地のワンピース、スーツ、アンサンブル。

お別れの会(偲ぶ会)での注意点

「当日は平服でお越しください」との表記がある場合には、派手な色合いやカジュアルな服装は避け、地味なトーンのスーツやワンピースなどを着用するとよい。
男性のネクタイは無地が好ましい。



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