- 遺族篇

3.「仏式」の通夜

通夜とは

通夜

故人の霊を慰めるため、近親者や故人と親しかった人達が遺体を守って一晩過ごし、別れを惜しむのが通夜である。
現在の通夜は「半通夜」にする場合が多く、午後6時頃から約1〜2時間程度行うのが一般的です。

通夜の流れ

  • 遺族・親族着席
  • 参列者着席
  • 僧侶入場、読経
  • 焼香
  • 僧侶の法話
  • 僧侶退場
  • 通夜ぶるまい

葬儀式場にて

葬儀式場にて

芳名札の順番を決める

芳名札は故人と縁の深い順番となっているかを確認。
また、名前や肩書、社名などに間違いがないか再度確認を行う。

お布施の準備

葬儀での読経や、戒名をつけていただいたお礼として僧侶にお渡しをする。
葬儀の翌日に寺院を訪れた時もしくは葬儀後、通夜後に渡すことが多い。
別途、御膳代、お車代など必要に応じて用意する。

僧侶を控室に迎え茶菓でもてなす

僧侶を控室にお通しし、茶菓でおもてなしをする。
喪主は控室に出向き挨拶をする。

受付開始は約1時間前から

式の規模によりますが、開式1時間前には受付が始められるように準備を行う。
遺族・親族は席に着いたまま弔問客をお迎えする。


焼香

焼香の順番を決める

喪主・故人との血縁の深い順に行う。

    焼香(仏式)
    1.抹香を3本の指でつまみ、頭を軽く下げ、目の高さにおし戴き、香炉に落す。1回もしくは2・3回行う。焼香回数は故人や遺族の宗派、会葬者の人数によって異なります。

    焼香(仏式)
    2.僧侶、遺族に向かって一礼し、焼香台に進み遺影に向かって一礼する。

    焼香(仏式)
    3.右手の親指、人差し指、中指で抹香を少しつまみ、軽く頭を下げた姿勢で目の高さまで持ち上げる。

    焼香(仏式)
    4.抹香を香炉に静かに落す。1〜3の動作を1〜3回行う。

    焼香(仏式)
    5.回数は各宗派により異なる。合掌し、冥福を祈る。

    焼香(仏式)
    6.一歩下がって遺影に一礼。更に2、3歩下がり、僧侶と遺族に一礼して席に戻る。