- 遺族篇

8. 法要「仏式」

法要を行う際の注意

法要を行う際の注意

寺院で行う場合は僧侶に読経をいただき、焼香した後に一同でお墓参りをする。
その後は会食の席で僧侶と参列者をもてなす。
自宅で行う場合は祭壇を用意し、僧侶を招いて読経・焼香と続き、最後に会食をする。
お墓参りは後日改めて親族だけで行う。
いずれの場合も料理は精進料理でなくてもかまわない。

仏式の法要

初七日(しょなのか)
死後7日目
二七日(ふたなのか)
死後14日目
三七日(みなのか)
死後21日目
四七日(よなのか)
死後28日目
五七日(いつなのか)
死後35日目
六七日(むなのか)
死後42日目
七七日(なななのか)
死後49日目
百か日(ひゃっかにち)
死後100日目
一周忌(いっしゅうき)
死後1年目
三回忌(さんかいき)
死後2年目
七回忌(しちかいき)
死後6年目
十三回忌(じゅうさんかいき)
死後12年目
十七回忌(じゅうしちかいき)
死後16年目
二十三回忌(にじゅうさんかいき)
死後22年目
二十七回忌(にじゅうしちかいき)
死後26年目
三十三回忌(さんじゅさんかいき)
死後32年目
五十回忌(ごじゅっかいき)
死後49年目
百回忌(ひゃっかいき)
死後99年目

仏式では、忌明けの四十九日までを中陰(ちゅういん)という。中陰までは七日ごとに追善供養を行う。
しかし昨今は、初七日は葬儀当日(繰上げ初七日)に行い、その後一周忌までは四十九日法要だけを行うのが一般的となっている。
故人がなくなった同月同日を祥月命日(しょうつきめいにち)といい、一周忌、三回忌などの節目の年には年忌法要を行う。
三十三回忌で「弔い上げ」ともいい区切りをつけることが多い。


僧侶への謝礼

僧侶への謝礼

法要を行った際は、僧侶にお礼を渡す。表書きは「御布施」「御経料」などとし、
「卒塔婆供養」を行ったときは「御卒塔婆料」とする。また、自宅に僧侶を招いたときは「お車代」、会食を辞退された場合には「御膳料」を包む。


法要の服装

法要の服装

法要では一周忌までは施主側は喪服を着用、三周忌までは参列者より軽い服装は控えるのが礼儀であり喪服、略式喪服を着用する。 三回忌以降は平服でもよいとされているが地味な服装が無難である。参列者には、案内状に「平服で」と伝えておきたい。